masthead sustainability fire

持続可能性

事業運営の鍵は、

責任ある森林管理にあり

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火災に関する管理

火災は、私たちの事業の主要な資産である植林地への大きな脅威です。火災は森林を損ない、資産としての価値や生産性を失わせると同時に煙害も引き起こします。山火事も環境に重大な影響を与えます。土壌の栄養素が減少し、水質に影響を与え、土壌浸食が進行し、そのすべてが持続可能な植林地の管理を脅かします。エイプリル社にとって森林火災に断固とした措置を講じるのは、事業を行う上で当然のことです。

私たちは非合法的な野焼きに関与しているサプライヤーからは木材を購入しません。供給パートナーは、収穫した木材の合法性を保証する関連の認可証を提出し、野焼きを伴わない手法に従う必要があります。私たちの方針に違反した場合は、調査を実施し、迅速に是正措置を取ります。

fire fighter

火災防止:優れた火災に関する管理は火災の防止から始まります

世界クラスの火災鎮圧能力を持つよりも、教育と能力向上を通じて火災防止に対する投資を行う方が効果的であると私たちは認識しています。火災の大部分が近隣のコミュニティの野焼きから生じていることを踏まえると、火災がもたらすリスクを最小限に抑えるためには、村落レベルで関与していくことが重要です。コミュニティおよび教育をベースにした幅広い防止戦略について政府当局と協力し、コンセッションで火災を起こさないように努め、火災防止に必要な予防措置を講じています。

エイプリル社は、森林火災の解決策の一助となることを堅く信じ、業務およびコミュニティレベルで、下記のような火災防止と火災鎮圧に大きな投資を行っています。

  • 教育プログラム
  • 現地コミュニティとの協力
  • 村の消防団への研修と支援
  • 森林と村落に標識を掲示
  • 焼畑農法が与える影響に関する啓発
  • コミュニティベースの報奨プログラム
ケーススタディ:ヴィレッジ報奨プログラム

2014年、エイプリル社は、セリン、プラウムダ、テルクマランティ、テルクビンジャイの村民に彼らの土地や森林での火災防止を奨励する施策を導入しました。このプログラムは、土地や森林の火災を3ヶ月間連続で防止することに成功した村の努力を認め、奨励するものです。火災防止、または野焼きが行われた1ヘクタール未満のエリアで24時間以内の消火に成功した村には支援パッケージを授与します。プログラムの実施後、4つの村で野焼きが行われた総面積は、97ヘクタールから15.8ヘクタールと大幅に減少しました。

火災検知:正確な検知と早期警告システム

半年に一度の火災シーズンには、消防団員を待機させ、定期的に陸上、上空、水上のパトロールを行っています。

消防団は、州全域の23箇所の天候を毎日観測し、直近の降水日からの日数、降水量、湿度、燃料(植物)水分量に基づいて火災危険等級を算出します。

23の土地の消防団もエイプリル社のコンセッションエリアをパトロールし、火災の他にも非合法的伐採などの正式な許可を得ていない活動がないか監視しています。肉体的にも優れている消防団は、エイプリル社のコンセッションエリアのいかなる火災にも迅速に対応する準備ができています。

火災鎮圧:迅速な対応と積極的鎮圧

火災の管理は特に泥炭地において難しくなります。私たちは世界クラスの鎮圧能力を開発しています。これには、熟練の消防隊を備えたヘリコプター、空中散水、消防車、エアボートの他、迅速に展開して検知した火災を食い止め、消火する陸上チームも含まれます。

エイプリル社は政府機関と協力してコンセッション付近の火災の消火にもあたっています。2014年7月、エイプリル社は、政府を助け森林火災と闘うための覚書に署名しました。エイプリル社はリアウ州防災庁を支援し、ヘリコプターや消火ポンプなどの機材の使用を提供したり、リアウ州の39の村全域にわたる630名のボランティアに消火トレーニングを実施したりしています。

  • 消火設備に600万米ドル以上を投資
  • ヘリコプターと2隻のエアボートが空中散水用に待機
  • 中心となる消防隊の年間運営費は200万米ドル以上
  • 交換するホースとポンプの購入費用は、毎年平均100から200万米ドル
  • 39の監視塔
  • 消火専用の215の送水ポンプ
  • 以下を含む700名の迅速対応チームメンバー
  • 訓練された260名の消防士、22のコミュニティベースの火災防止管理グループ
  • 39のコミュニティベースの火災防止管理グループ、630名のメンバー
  • リアウ州の5つの地域内に31のファイヤー・アラート・コミュニティを創設
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