masthead sustainability plantation

持続可能性

事業運営の鍵は、

責任ある森林管理にあり

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植林地管理

植林地管理はエイプリル社の事業と運営の中心であり、環境的、社会的、経済的開発構想に注目した持続可能な手法により実施されています。植林地管理を通して、私たちは高保護価値のある森林を保全し、現地の経済開発を支援しながら、毎年数百万本の木を植え、持続可能な生産を行っています。

持続可能な手法

エイプリル社は持続可能な森林管理方針(SFMP)に基づいて運営を行っています。この方針は、政府のコンセッションとして林業用にエイプリル社に割り当てられた100万ヘクタールの管理の手引きとなるものです。100万ヘクタールのうち48万ヘクタールを持続可能な植林地としています。このエリアでは、1993年に初めて植林が行われ、第3世代、第4世代となる再生可能な植林地もあります。この土地での再生可能な植林地の整備は2014年に完了しました。コンセッションの残りのエリアは、強制的保護、コミュニティによる利用、インフラストラクチャー向けとしている他、保全生態系回復のために自主的に確保しています。

Paper Products

紙パルプ生産のために、主に早生アカシアマンギュウム、ユーカリ、アカシアクラシカルパの3種類と、お客様からのご要望に応じた交配種を植えています。自然遺伝子改良プログラムを実施し、各種類の生産量を高め、生産性を向上しています。

エイプリル社では、9千名以上の植林地作業者を雇用していますが、収穫時期にはその数が1万3千名に増えます。仲間たちとともに、付与されたコンセッションエリア内の政府ガイドラインに沿って、年間8万から9万ヘクタールの植林地森林を収穫しています。

収穫したエリアには、年間2億本以上の苗を迅速に移植しています。

保全地区の保護

エイプリル社では、不法侵入や荒廃から保全林を保護するための方法として「リング状植林地」を実施しています。生産力の高いアカシア植林地をコンセッションの周縁部に設置して緩衝ゾーンを作り、盛り上がったドーム内の中心にある泥炭を保護しています。植林地をこのように配置することで、非合法的伐採や不法侵入を起こりにくくしています。

植林地のリングが、経済的利益のほか、資源、雇用機会も生み出し、現地コミュニティの暮らしを支援しています。リング状植林地の手法は、再生可能な植林地、保全、現地の経済開発の間に重要なバランスをもたらしています。

リング状植林地の手法は、非合法的伐採や火災により不法侵入や荒廃が起こりやすいという、管理がされていない土地に引き起こされる問題に対処するために開発されました。この管理手法は、植林地森林と保全地を統合したもので、火災防止と水文管理をも含む一体的な景観管理の一環です。

サプライヤーに求められる基準

エイプリル社は、第三者供給パートナーから追加的に原材料を調達していますが、彼らにはエイプリル社の持続可能な森林方針への遵守が求められます。サプライヤーには厳格な基準が要求され、彼らは認証を受けて、正規のCoC監査を完了し、すべての木材を規範に従い認証を受けた合法的な調達源から得るようにしなければなりません。

さらに、供給パートナーと徹底した話し合いを続けて、外部のステークホルダーが提起した供給に関する問題について協議し、フィードバックと見解を提供し、また特定された問題に取り組むよう供給パートナーに行動を促します。

コミュニティと林業

コミュニティは植林地管理において重要な役割を担っています。エイプリル社は雇用機会の提供と同時に、コミュニティと協力して、経営者と請負業者による現地のビジネスエコシステムを構築し支援しています。

雇用やビジネスの機会を創出することによって村落に活力を与え、時間の経過とともに持続的な成長を実現するのが目的です。この実現のためにエイプリル社では起業家研修を行い、小規模企業に向けた特定の職業訓練や認証プログラムを支援しています。

エイプリル社は、コミュニティと協力して暮らしとHTR(フタン・タナマン・ラクヤット)植林地地区を育み支えています。

HTRとは、貧困緩和のために政府が確保している土地のことです。1996年からエイプリル社は、現地コミュニティの人々の生産能力の向上に協力し、この地区の持続可能な生産性を促進しています。それだけでなくエイプリル社はコンセッションの一部を生活のための植林地にしています。こういった植林地は、天然ゴムとアカシアの混合植林地として使われ、エイプリル社が生産性管理、職業訓練、資源について実地支援を提供しています。

sustainable forestry

持続性報告書で植林地管理についてご覧下さい。

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